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短歌制作の基本 — 1 / 5

第1章 短歌のかたちを知る

五七五七七という定型と、音の数え方を身につける。

短歌は五・七・五・七・七の三十一音で詠む日本の定型詩だ。千年以上前の和歌から続く形式だが、現代の短歌は日常の言葉で自由に詠まれている。まずは「型がある」ことを窮屈に感じず、型があるから言葉が引き締まる、と捉えてみよう。

短歌で数えるのは文字数ではなく音の数だ。「きゃ」「しゅ」などの拗音は1音、「っ」の促音と「ー」の長音、「ん」の撥音はそれぞれ1音と数える。指を折りながら声に出して数えると、自然に身についていく。

実践ステップ

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    定型を覚える

    五つの句は順に初句・二句・三句・四句・結句と呼び、五・七・五を上の句、七・七を下の句と呼ぶ。上の句で場面や出来事を示し、下の句で気持ちや気づきを置くと、一首の流れが生まれやすい。

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    音を数える

    身近な言葉を声に出して音の数を数える。「がっこう」は4音、「きょうしつ」は4音、「コーヒー」は4音。拗音・促音・長音・撥音の数え方をここで確認しておく。

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    字余り・字足らずを知る

    音が多い字余り、少ない字足らずも許されている。ただし最初は定型どおりに詠むことを目標にし、崩すのは意図があるときだけにする。

この章の成果物

身の回りの言葉を5音と7音に分けて、それぞれ3つずつ書き出してください。

実践例

EXAMPLE

通勤の風景から

  • 5音: あさのえき/ふみきりの/しんごうき
  • 7音: でんしゃのまどに/ホームのはじに/つりかわゆれる
EXAMPLE

台所の風景から

  • 5音: みそしるの/れいぞうこ/ゆげのたつ
  • 7音: まないたのおと/ごはんのかおり/しおひとつまみ
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