ロゴ制作の基本 — 9 / 11
第9章 仕上げて選ぶ
気に入った案を確定する前に、時間を置いたり人の意見をもらったりして、独りよがりな判断を避ける。
気に入った案をすぐに確定せず、時間を置いたり人の意見をもらったりして、独りよがりな判断を避けるのがこの章の狙いだ。まず良いと感じた案は保存しておく。ひとつに絞らず、8割方気に入ったレベルの案を複数残しておくと、後の比較がしやすい。
いったんロゴから離れ、数日間見ないようにする。100%の納得感を最初から求めるとキリがない。数日後に見返しても違和感がなければ、長く使い続けられるロゴである可能性が高い。違和感が残るなら、修正するか第1章からやり直すかを検討する。
とはいえ、ロゴは完成した瞬間から役目を果たすわけではない。ポール・ランドは、ロゴは見る人がそれに慣れ親しんで初めて意図どおりに機能すると述べ、メルセデスのマークは自動車と何の関係もないが、優れた製品を象徴しているからこそ優れたシンボルになったと例を挙げている。細部の好みで迷い続けるより、判断軸に沿った案を選んだら、あとは使い続けて育てていく意識を持とう。
完成前の案を人に見せて、意図通りに伝わっているか意見をもらうのも有効だ。第1章・第3章で整理した目的やなりたい印象に沿っているかも一緒に確認する。最後に、第2章で決めた使用シーンで実際にどう見えるか確認する。特に最も使われる場面は、小さく表示・白黒表示の両方でチェックしておきたい。
実践ステップ
- 1
候補を保存する
良いと感じた案は保存しておく。ひとつに絞らず、8割方気に入ったレベルの案を複数残しておくと、後の比較がしやすい。
- 2
数日間置いてから見返す
いったんロゴから離れて数日間見ないようにする。100%の納得感を最初から求めるとキリがない。数日後に見返しても違和感がなければ、長く使い続けられるロゴである可能性が高い。違和感が残るなら、修正するか第1章からやり直すかを検討する。
- 3
第三者の意見をもらう
完成前の案を人に見せて、意図通りに伝わっているか意見をもらう。第1章・第3章で整理した目的やなりたい印象に沿っているかも一緒に確認する。
- 4
使う場面で最終確認する
第2章で決めた使用シーンで実際にどう見えるか確認する。特に最も使われる場面は、小さく表示・白黒表示の両方でチェックする。
この章の成果物
第三者の確認と使用シーンでの確認を行い、最終候補を決めてください。
実践例
月夜のパン
- 確認期間: 1週間置いて見返し
- 第三者確認: 家族にも見せて1案に決定
Reexperiri
- 確認期間: 3日置いて見返し
- 第三者確認: 開発メンバーにも見せて意見をもらい1案に決定